こんにちは。とむ( @tomnblog )です。
NFTアートを作ってみたい!作り方を教えて!
こんな要望に答えます。
- NFTを作るために必要なもの
- NFTを作る方法、手順
- NFTにできるもの
実際に私が作成した時の画像を用いて丁寧に解説します。
この記事を書いている私は、NFTに取り組んで半年。750倍でNFTを売却したこともあり、30万円以上の利益が出ています。
クリエイターさんを応援しながら売れるコツを調査、cryptETOリリース。現在ジェネラティブNFT作成に挑戦中。
「オリジナルのNFTアートを作ってみよう!」と思っても、実際に何をやればNFTが作れるのか、わからないことだらけですよね。つまずいてばかりで気持ちが萎えてしまってはもったいない。
NFTアートは、手順とコツさえおさえてしまえば簡単に作れてしまいます。まずは全体像を把握しましょう。
この記事では、NFTアートの作り方について、必要なもの3つとNFTを作り方の手順7ステップを解説します。鉄は熱いうちに打て、という言葉の通り、気持ちが乗っている今だからこそスムーズにNFTを作って世界に発信しましょう!
「OpenSeaでNFTを作る方法だけ!」という人はNFTの作り方|手順7ステップ / OpenSeaでコレクションを作るまでスキップしてください。
NFTアートを始めたい人へ
NFTアートを作ったり、買ったり、売ったりしたことがない人に向けて、徹底的に解説しました。
「NFT、気になるなぁ」というあなたに届いたら嬉しいです。
目次
NFTアートとは
NFTは、Non-Fungible Tokenの略です。「非代替性トークン」と呼ばれます。ブロックチェーン技術によって生み出される、唯一無二のデジタルデータのことを指します。
デジタルアートとの大きな違いは、『唯一性』です。データのやり取りが公開され、さらにデータ改ざんもできないため「ただ1つのデータ」が存在できます。
この特性を活かし、アートやゲームアイテムはもちろんのこと、会員権のような役割も果たします。
詳しくは、NFTとは?わかりやすく!でもちょっと詳しく解説します!の記事で解説していますので、併せてご確認くださいね。
NFTアートとして売れるもの
結論として、NFTアートとして売れるものはデジタルアートのほぼ全てです。ただし著作権の上書きはできませんので二次創作などは注意が必要です。
ざっくり分けると以下の通りです。
- イラスト
- 写真
- 音楽・音声
- 動画
- その他デジタルデータ
それぞれの詳細は、【チャンスです】NFTアートとして何が売れる?事例と注意点を解説【まずはトライ】で詳しく解説しています。
NFTアートを作るときに【必要なもの3つ】
NFTアートを扱うために必要なものは、3つあります。
- 初期費用
- 仮想通貨取引所の口座
- METAMASK(メタマスク)
NFTアートにするデジタルデータとは別に必要になりますが、上記3つを揃えるとNFTを買う・売る・作るが全てできるようになります。
①初期費用は、NFTを扱うために必要な仮想通貨、イーサ(ETH、イーサリアム)の購入をするためのものです。
②仮想通貨取引所の口座は、日本円でETHを購入する場所になります。国内外を問わず、必ず1カ所は口座開設しておくべきです。
OpenSeaの出品にガス代が不要になりましたが、NFTを売ったときのイーサリアムを日本円に換金するためには必須です。
③METAMASK(メタマスク)は、仮想通貨用のお財布です。イーサリアムを持ち出して使ったり、購入したNFTを入れておくために必要です。絶対作りましょう。
初期費用の内訳や無料で始める方法、おすすめの仮想通貨取引所は、【完全版】NFTアートの始め方|作り方から稼ぎ方まで【徹底解説】で詳しく解説しています。
NFTアートを作るための【手順7ステップ】
NFTを作る手順7ステップは下記の通り。
- デジタルアートを用意する
- 仮想通貨取引所の口座を開設・ETHを買う
- METAMASKでウォレットを作成する
- OpenSeaにMETAMASKを接続する
- ETHをMETAMASKに送る
- OpenSeaでコレクションを作る
- OpenSeaでデジタルアートをNFTとして登録する
①〜⑤はNFTを楽しむためには必須です。初回設定だけ、頑張りましょうね。
「OpenSeaわかるよ!使ったことある!」という人は⑥OpenSeaでコレクションを作るまでスキップしてください。
デジタルアートを用意する
イラスト、写真、動画、音声など、デジタルデータであれば基本的にはOKです。わかりやすく個性がでやすいイラストがおすすめです。
NFTにできるデジタルアートについては後述の、NFTにできるものは?でそれぞれを詳しく解説します。
イラスト作成におすすめのアプリは、【NFTアートの作り方】おすすめのイラスト作成アプリ5選でまとめています。
仮想通貨取引所の口座を開設・ETHを買う
すでに口座を持っている人は飛ばしてください。
NFTを作るときに必要な手数料を用意します。イーサ(ETH)という仮想通貨で支払うので、日本円でETHを買っておく必要があります。
GMOコインの場合、購入したイーサリアムを送る手数料が無料になります。すでに他社の口座を持っている人も多いですが、NFTを作る場合は一度見直して見ましょう。
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METAMASKでウォレットを作成する
METAMASKをすでに持っている人はスキップしてください。
購入したETHはそのままでは使えません。例えるなら、銀行の口座にそのまま現金が入っているイメージ。お金をお財布にうつす必要があります。
今回はMETAMASK(メタマスク)というお財布(ウォレット)を用意しましょう。
METAMASKの作り方はこちらの記事で詳しく解説しています。
>> METAMASK(メタマスク)とは?ウォレットの作り方と使い方【PC/スマホ両対応】
OpenSeaにMETAMASKを接続する
OpenSeaでNFTを売買するためにはウォレットが必要になります。(見るだけなら不要)
作成したMETAMASKを接続しましょう。(できればウォレットの中身は空のままで)
OpenSea公式サイトで右上のアイコンをタップします。
METAMASKを選択します。
このあと、別ウィンドウで署名を求められるので署名しましょう。次回以降はオートログインか、パスコードを求められるようになります。
これでOpenSeaにMETAMASKを接続できました。
ETHをMETAMASKに送る
取引所で購入したETHをMETAMASKに送り(送金)します。
どの取引所でも「送金先のウォレットアドレス」と「手数料」が必要になります。*一部例外を除く
手順は取引所の公式サイトをご確認ください。Coincheckの場合はこちらを参照してください。
ちなみに、ウォレットアドレスはMETAMASKのアプリ、またはgoogle拡張機能からコピーできます。
赤枠の位置をクリック/タップで簡単にコピーできます。よく行う操作なので覚えておきましょう。
OpenSeaでコレクションを作る
OpenSeaでは「コレクション」という箱を作ってそこにNFTを置いていきます。NFTというデータをおくフォルダ(ディレクトリ)といったイメージ。まずはコレクションを作りましょう。
コレクションの項目は「ネットワーク以外」は後から変更可能です。ネットワーク設定だけ、気をつけましょうね。
OpenSeaの右上の自分のプロフィールアイコンから「My Collections」をクリック。
コレクションの管理画面に移行します。最初はまっさらで何もない状態ですが、後でコレクション編集するときに使う画面なので覚えておきましょう。
「Create a collection」をクリックします。
ここからコレクションの概要について登録していきます。
まずは「Logo image」。コレクションの顔になる画像を設定します。推奨サイズは350 x 350です。
「Banner image」で、コレクションページのバナー(上の方にばーんと横長に出る画像)を設定します。推奨サイズは1400 x 350です。
ちなみにこれは必須項目ではないので、画像がない場合は後でアップロードでも良いです。
「Name」は、コレクションの名称です。わかりやすい名前が好まれますが、被ると弾かれます。入力必須項目です。
「URL」は、OpenSeaにおけるコレクションのURLです。半角小文字の英数字とハイフンが使えます。
「Description」は、コレクションの紹介文です。上限は1000文字。ちなみに「Markdown」から文字装飾の構文を確認することができます。特定の分だけ太字で!とか、紹介文の中にテキストリンクを埋め込んだりもできます。
「Category」はプルダウンから選択します。
1点もののイラストなら「Art」、ジェネラティブなどの複数生成されたものは「Collectible」が良いです。もちろん音楽やトレーディングカードの場合はそちらを選択してください。
「Links」では、コレクションに関係のあるサイトを登録していきます。専用のwebサイトやDiscordコミュニティがあれば記載します。空欄でも問題ありません。
「Creator earnings」では、ロイヤリティの設定をします。
「Add address」をクリックすると枠が用意されるので、左側の長い方に支払い先のウォレットアドレス、右側に売買時のロイヤリティの割合を入力します。
もちろん後で変更可能なので、今は手持ちのウォレットで登録しましょう。ロイヤリティの上限値は10%です。
「Blockchain」ではどのブロックチェーンにNFTを載せるか選択します。
ここだけは後で変更できないので、よく考えて登録してください。Ethereumかpolygonで悩む人が多いですが、市場の大きさとNFT初心者に買ってもらうことを考えると、Ethereumをおすすめします。
「Ethereum」を選択した場合、「Payment tokens」は「ETH」と「WETH」でOK。
「Display theme」はコレクション内NFTの表示方法です。ざっくり説明すると、めっちゃ引きで表示する/長い方に合わせて表示する/拡大表示する、から選びます。
多くのコレクションが「Contained」(長い方に合わせて表示)を選んでいることもあり、こだわりがなければこれを選択するといいです。
これでコレクションが作成されました。
OpenSeaでデジタルアートをNFTとして登録する
コレクションの中身はまだ空っぽなので、実際にNFTを入れていきます。
OpenSeaの右上メニューバー「Create」またはトップ画面の「Create」をクリック。
「Image ,Video,Audio, or 3D Model」ではNFTにしたいデジタルアートをアップロードします。
ファイル形式は下記の通りで、データサイズは100MB以下である必要があります。出来るだけ高精細なものをアップしましょうね。
対応ファイル形式:JPG,PNG,GIF,SVG,MP4,WEBM,MP3,WAV,OGG,GLB,GLTF
「Name」はNFTアートの名前です。わかりやすいものがいいですね。
「External link」には、NFTアートに関する外部ページがあればURLを入力します。
「Description」は、NFTアートの説明です。作品の世界観を伝えましょう。こちらもMarkdown書式が使えます。
「Collection」では、先ほど作成したコレクションを選択します。
「Properties」では、NFTアートのグループを登録できます。髪の色:緑、目の色:赤、といった具合に複数の項目をグループにしておくことで、後でフィルタリングできるようになります。設定しなくてもOK。
「Levels」では、NFTアートの属性を設定できます。こちらはフレーバーテキストに近いですね。RPGのステータスだと思ってもらえれば良いです。HP10、MP3という感じ。
「Unlockable Content」は、購入者特典です。購入者のみ閲覧可能です。特典は別配布することが多いのでほとんどの場合、オフになるのかなと思います。
「Explicit & Sensitive Content」は、NFTアートのセンシティブ設定です。過激なコンテンツを投稿する場合はチェックを入れておきましょうね。
「Supply」は、NFTの発行数です。デフォルトで1になっていますが、複数のNFTにするなら数を調整します。
「Blockchain」は、NFTをのせるチェーンを選択しましょう。コレクションと同じものをポチり。
「Freeze metadata」は、データの保存先を変えることで、永久的にNFTの編集や削除ができなくなる機能です。特に利用するつもりもない場合はそのままにしておきましょう。
最後に「Create」をクリックすると、NFTが生成されます。お疲れ様でした。
おすすめのイラスト作成アプリ5選
NFTアートに挑戦するなら、まずはイラストをNFTにすることをおすすめします。
触れるものは実際に触らせてもらった結果、5つのイラスト作成アプリが使いやすかったので紹介します。
- 8bit painter(スマホ)
- Procreate(iPad)
- ibis paint X(スマホ・iPad)
- Adobe Fresco(iPad)
- MediBang Paint(PC・スマホ・iPad)
アプリそれぞれの使用感や注意点、NFTアートにするイラスト作成時のコツは、【NFTアートの作り方】おすすめのイラスト作成アプリ5選で紹介しています。
NFTアートの作り方 まとめ
NFTアートを作成するために必要なもの、NFTを作成する方法と手順について解説しました。
NFTアートを作るために必要なものは以下の3点です。
- NFTにするデジタルアート
- 仮想通貨ETH(イーサ)
- METAMASKアカウント
NFTアートを作る方法・手順は少し長いですが全体の流れは下記の通り。
- デジタルアートを用意する
- 仮想通貨取引所の口座を開設・ETHを買う
- METAMASKでウォレットを作成する
- OpenSeaにMETAMASKを接続する
- ETHをMETAMASKに送る
- OpenSeaでコレクションを作る
- OpenSeaでデジタルアートをNFTとして登録する
工程で見ると多いですが、それぞれがハードル低めなので、思ったよりさっくり作れますよ!
NFTアートは作ったら即売れる!ものではありません。ですが、多くの人がNFTという言葉を知っていながらも行動すらできていません。
まずは自分のNFTアートを作ってみて、いろいろな売り方や作風を試してくださいね。
あなたのNFTアートが誰かのお気に入りになりますように!