こんにちは。とむ( @tomnblog )です。
このページではNFTの用語をまとめています。わからない用語があったらここで調べてみてくださいね!
ブックマーク推奨です!
用語は適宜追加していきます。追加要望があれば上記Twitterまでご連絡ください。
NFTアートを始めたい人へ
NFTアートを作ったり、買ったり、売ったりしたことがない人に向けて、徹底的に解説しました。
「NFT、気になるなぁ」というあなたに届いたら嬉しいです。
NFTアート全般
NFT(エヌエフティー)
非代替え性トークン(Non-Fungible Token)の略です。デジタルデータでありながらコピーができないという特徴があります。
NFTアートなどは画像保存してしまえるのでコピーできるじゃないか!と思うかもしれません。ヒトの目には同じに見えますが、デジタルデータの格納場所は違います。
NFTはブロックチェーン上にデータが保存され、そのデータの処理(生成された、売られた、買われた)が全て記録されます。持ち主も記録されています。
この記録により、例えば「有名人のMさんが持っていたNFT」といった特別なデータが存在できるわけです。
対になる言葉は、代替え性トークン(Fungible-Token、FT)です。ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を指します。
NFTについて詳細はこちらで解説していますので併せてどうぞ。
>> NFTとは?わかりやすく!でもちょっと詳しく解説します!
block chain(ブロックチェーン)
従来のネットワークでは明確な管理者が存在し、その管理者がネットワークの権限を全て管理していました。これを中央集権と言います。
中央集権のネットワークでは管理者がデータやシステムを把握しているために情報の書き換えや情報統制を行うことが可能でした。
一方で、ブロックチェーンは自立分散型ネットワークと呼ばれ明確な管理者が存在しません。ネットワークは複数のパソコンによって構成され、取引の履歴は誰であっても削除できません。
サーバーのようなメインPCも存在しないので、システムがダウンすることもありません。
Ethereum(イーサリアム)
ブロックチェーンで構成されるプラットフォームです。ブロックチェーンはネットワークの種類、イーサリアムは具体的に構築されたブロックチェーンのこと。
「野菜」の中の「トマト」というようなイメージ。
ここではイーサ(ETH)という通貨が使用されますが使いやすいようにいくつかの通貨に分岐しています。
一般的に、取引所などで購入するイーサ(ETH)は黒ETHと呼ばれ、分岐前のものです。
Smart Contract(スマートコントラクト)
あらかじめ設定されたルールに従ってブロックチェーン上で実行されるプログラム。
「スマート」は近年「賢い」という意味合いで使われていますが、スマートコントラクトの場合は「自動」の意味合いが強いです。
信頼性や透明性が確保され、仲介者がいないためにコスト削減も見込めるのがメリットです。
mint(ミント)
NFTを生成すること。デジタルデータをブロックチェーン上に登録すること、といった方が正しいかもです。mintは「鋳造する」という意味があります。
OpenSeaのようなマーケットプレイスや、専用のmintサイトで実行することができます。ガス代が必要なので注意。
ちなみに、「mint割れ」はmint直後の販売価格を下回る価格で出品・取引がされている状態のこと。
list(リスト)
NFTの場合は「販売開始した」「売りに出した」状態を指します。販売リストに載せた、ということですね。
「0.04ETHでListしました!」という場合は、0.04ETHで売りに出した、という意味になります。
仮想通貨の場合は「上場した」という意味になります。
Reveal(リビール)
NFTの中には、購入時に中身がわからないものがあります。初期は全て同じ画像が設定されていますが、あるタイミング(運営の設計によります)でそのNFTの中身を公開されます。この公開をリビールといいます。
ガチャの開封のことだね!
購入する側はいいのですが、販売する運営側は注意が必要です。日本では賭博法に抵触する可能性があるシステムですので、設計は慎重に行いましょう。
Burn(バーン)
燃やす、という意味ですね。NFTを削除することを指します。
Burnはコレクション供給量の調整や不要なNFTの削除に使われます。Burnすることで新しいNFTに交換できるような仕組みが実装されることもあります。
pfp(ピーエフピー)
Profile-Pictureの略。SNSなどのプロフィールアイコン画像のこと。
2022年現在、NFTはPFPとしての需要が大きいです。Instagramでもプロフィール画像にNFTを選択できるようになりました。Twitterも対応していますが、日本はまだ未対応。実装が待ち遠しいですね。
Giveaway(ギブアウェイ)
無料でNFTがもらえるプレゼント企画。Twitterで企画されるものが多いです。有名コレクションであるほど参加率&競争率が高く、当選確率は下がります。
お金をかけずにNFTをゲットできますが、初心者を騙そうとする企画もありますので注意が必要です。
>> Giveaway(ギブアウェイ)とは?無料でNFTをゲットする方法と注意点
企画する場合は下準備を念入りに行いましょう。「欲しい!」と思わせるような見せ方と参加者の動線確保が重要です。上手にやればフォロワー獲得以上の効果が得られます。
実際に企画して700人以上フォロワーを増やし、他商品の販売にも繋げました。コツを掴めば数万円は稼げます。
Air Drop(エアドロップ)
ほとんどGiveawayと同じ意味です。無料配布イベントですね。参加条件はGiveawayとは違った傾向があるように思います。
企業や運営の公式が行う企画をAir Drop(エアドロ)と呼ぶことが多いです。
Scam(スキャム)
仮想通貨やNFTなどのweb3関連で問題になっている、窃盗・詐欺のことを指します。
具体的な事例として、PC乗っ取りや第三者によるウォレット内資産の移動やウォレットそのもの窃盗、偽のプロジェクトへ誘導して高額な仮想通貨を支払わせる、など様々なことが起きています。
うまい話には裏がある…。出どころがわからない情報やいきなり飛んできたDMは全てScamだと思いましょう。
White List(ホワイトリスト)
NFTの優先購入券のこと。ホワリスっていう人もちらほら。略語は「WL」。
WLの内容は運営ごとにとこなるので確認しましょう。WL持っていても数量限定早い者勝ち!とか平気であります。
WLを使って格安mintして、後に値上がりした時に売却するとそれなりに儲かりますが、せっかくならしばらくはホールドしていた方が面白いです。
The marge(ザ マージ)
2022年9月15日に行われた、Ethererumのアップデート。コンセンサスアルゴリズム(取引の結果をブロックチェーンに残すルール)が変わりました。
具体的にはPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)に変わっています。難しいことは省きますが、大量に消費していた電力を大幅に(95.5%程度)削減することが目的であり、可能になりました。
マーケットプレイス
NFTを売買する市場のこと。Amazonとか楽天のようなオンラインマーケットのNFT版だと考えてください。関連用語も記載します。
OpenSea(オープンシー)
最大級のNFTマーケットプレイス。ここでNFTを購入することができます。
接続できるウォレットは複数ありますが、推奨されているのはMETAMASK。使用できる通貨はETH(黒イーサ)、WETH(赤イーサ)、MATIC(紫イーサ)。
Gas(ガス)
イーサリアムネットを使用するときに必要な手数料です。NFT購入や売却を一番はやく処理した人に支払われます。
デジタルデータのNFTにしたり、NFTを他の人(ウォレット)に送るときなどに必要になります。
ガス代は変動しますので、下記で安い時を狙って取引をすると良いです。
欲しいNFTはそのとき買わないと他の人に買われるので、高すぎなければ気にしなくてOK。
buy now(バイナウ)
OpenSea上において、即購入可能な状態またはその販売形式のこと。
黒ETH(通常のイーサリアム)やpolygonなどを支払うことですぐに購入することができます。
auction(オークション)
OpenSeaにおいて、オークション形式で購入可能な状態またはその販売形式のこと。
赤ETH(WETH、ラップドイーサ)を準備する必要があるので注意が必要です。販売側は事前にオークション形式であることを周知し、購入側は赤ETHに変えておきましょうね。
期間内に最高額の入札をした人が購入できる通常のオークションのほか、ダッチオークションと呼ばれる価格が下落していき最初に入札した人が変えるオークションもああります。
offer(オファー)
OpenSeaにおいて、購入者が任意の価格でオファー(売却依頼)を出す状態またはその販売形式のこと。イーサリアムの場合は赤ETH、他のチェーンではpolygonやSolanaをそのまま使います。
購入者は好きな価格で出品者にオファーを出すことができます。販売者は好きな相手を選んで売却することができます。オファー価格に不満があった場合は価格の逆提案も可能です。
オファーは購入者側から自由に出すことができます。断るときに即却下する処理はありませんので、期限切れを待ちます。最低オファー価格を設定することで、安すぎるオファーを防ぐこともできます。
top bid(トップビッド)
NFTマーケットプレイスにおいて、最高入札額を意味しています。bidはオークション用語で入札価格。
OpenSeaではWETH(赤ETH)で入札されますが、ほとんどの場合は相場より安く入札されます。売却の意思がなければ無視でOK。
売却の意思がないので入札されても困る…という人は、コレクション入札の最低価格を設定することもできます。
通貨
NFT界隈ではイーサリアム系の通貨が使われることがほとんどです。
Ether / ETH(イーサ)
イーサリアムネットワーク上で利用されている仮想通貨。イーサリアムと呼ばれることが増えました。
OpenSeaでは黒色のアイコンで表示されるので、「黒イーサ」とも呼ばれます。
Wrapped ETH / WTH(ラップドイーサ)
NFTではオークションに使われます。ECR-20という規格に準拠した通貨で、通常のETH(黒ETH)と同等の価値を持ちます。
ガス代が安かったり処理速度が速かったりと便利なのですが、日本円で購入することはできず黒ETHを変換する必要があります。
OpenSeaでは赤いアイコンで表示され、「赤イーサ」とも呼ばれます。
polygon(ポリゴン)
イーサリアム系のネットワークですが、イーサリアムとは別のネットワークになります。使用される通貨はMATIC(マティック)。
かつてはガス代がかからずNFT特典配布などで利用されることが多かったのですが、ガス代がかかるようになってしまいました…。
もともとpolygon市場はイーサリアムメインネットに比べて小さいので、今後はマイナーなネットワークになっていくかもしれません。
MATIC(マティック)
polygon上で使用される通貨です。価値は黒ETHと同じです。
bridge(ブリッジ)
通貨を別の通貨に変換することです。
Wallet(ウォレット)
仮想通貨や暗号資産を格納するためのインターネット上のお財布です。
ネットワーク上に存在しネットワークに接続していればどこからでもアクセスできるものは、ホットウォレットと呼ばれます。一方で、USBメモリのような形のハードウェアウォレットなどはコールドウォレットと呼ばれます。
METAMASK(メタマスク)
イーサリアム系の仮想通貨ウォレット。ホットウォレットと呼ばれるネットワーク上に存在するお財布です。
NFT初心者はまずこのウォレット作成から始めましょう。
作り方や使い方は、下記の記事で解説していますのでご参考にどうぞ。
METAMASK(メタマスク)とは?ウォレットの作り方と使い方【PC/スマホ両対応】
ブラインド署名
METAMASKの署名は契約です。普段お店でカードを使った時にサインするのと同じです。
METAMASKでは、この契約の内容が見えないことがあります。これがブラインド署名です。
ウォレット接続するときは自分が信頼できるサイトか確認してから署名するようにしましょう。寝ぼけつつ、なんてのは絶対ダメです。
取引所 / 販売所
NFTを購入する際に必要なETHを日本円で購入するための場所です。ネット上で完結します。
ここでは国内の取引所・販売所を紹介します。
Coincheck(コインチェック)
現在、国内では最もポピュラーな仮想通貨取引所・販売所です。(と、思っています。)
初心者でも直感で操作できるので、わかりやすいと評判。私もここをメインに使っています。ビットコインもらえるのも人気の理由。
ただし、ちょっとスプレッドが広い&過去にハッキングされているので気になる人は持っているだけで利用はしていない印象。
レバレッジ取引には未対応なので、投機目的には不向きです。
bitFlyer(ビットフライヤー)
Coincheckと並んで人気なのがビットフライヤー。
購入際少額が1円からなので、少額購入で様子を見たい、という人におすすめ。18歳から利用できるのも強みですね。
>> 【画像付き】ビットフライヤー(bitFlyer)の口座開設方法を画像付きでわかりやすく解説【1000円分もらえます】
GMOコイン(ジーエムオーコイン)
最近NFT界隈で人気になってきた印象。なんといっても手数料無料なので、頻繁にETHを出し入れする人にはおすすめ。
通貨の購入は日本円でしか行えません。ビットコインでイーサリアム買う、とかはできないので注意。
あと最低出金額が1万円と他に比べて割高なので、ETHをちょっとだけ日本円にしよ〜とかはきついです。参考